一般社団法人 日本内視鏡外科学会

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学会について

理事長挨拶

最終更新日:2020年12月7日

この度、日本内視鏡外科学会(JSES)の第5代理事長を拝命し、大変光栄であるとともに重責を感じております。出月康夫理事長、北島政樹理事長のもとで日本内視鏡外科学会の基盤が作られ、北野正剛理事長、渡邊昌彦理事長の先見性と率先力により本学会は急速に発展してきました。2020年年初からの世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、2020年9月に予定されていたWCES2020、 ELSA2020、第33回日本内視鏡外科学会総会の合同開催は残念ながら変更となり、WCESは2024年以降に延期、ELSAは2020年9月にweb開催、JSES総会は2021年3月に延期となりました。様々な学術集会がweb開催となる中で、その利点と欠点が少しずつ見えてきており、このpandemicを契機に学術集会ばかりでなく、教育セミナー、トレーニングコースなどのあり方を検討する機会かと思います。すでに様々な企業の協力を得て開始されているWEBINARや、7月に立ち上がった本学会eラーニングサイトが新たな教育ツールの端緒になると確信しております。

さて本学会の特徴は 1)領域横断的であること、2)他の外科系学会に先駆けて技術評価システム(技術認定制度)を確立したこと、3)医工連携を強力に推進していることにあると考えます。このような特徴を生かし、本学会をさらに発展・成長させるために、前渡邊理事長が掲げられた方針を継続したいと思います。1)国際化:英文誌のIF早期獲得と認知度の向上、HPの英文化、学術総会への海外からの演題応募、ELSAとの関係ならびにoutreach programの強化、海外の技術認定制度発足への支援、2)領域横断的情報共有と教育の推進:骨盤外科領域につづく共通領域の用語の統一と手技の標準化、タスクシフトのための臨床工学技士・看護師研修への協力、3)医工連携:シーズからプロダクトへの過程で早期から連携可能な仕組み作り、豊富な技術認定ビデオを利用した”surgical data science”(橋爪誠先生の講演から引用)の確立、などです。

このような方針を実行し、本学会がわが国ばかりでなく世界の医療を発展させる原動力となるためには、会員の皆様のさらなる協力と提言が不可欠です。どうぞ宜しくお願い致します。

2020年12月

日本内視鏡外科学会 理事長 坂井 義治

日本内視鏡外科学会 理事長
坂井 義治

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