International Pediatric Endosurgery Group(国際小児内視鏡外科学会)
IPEG’s 34th Annual Congress for Endosurgery in Children
会期:2025年5月27日(火)~29日(木)
会場:城山ホテル鹿児島, 鹿児島市
会長:家入里志先生(鹿児島大学)
演題登録:こちらから
IPEG President よりご挨拶
Satoshi IEIRI, M.D.,Ph.D., F.A.C.S.
鹿児島大学学術研究院 小児外科学
教授 家入 里志
IPEG2025年の学術集会を5月27日(火)-29日(木)の3日間鹿児島市の城山ホテル鹿児島にて開催します。ポスターの写真はあまり目にすることのない上空からの碧く美しく映える桜島にしました。また”IPEG2025 KAGOSHIMA JAPAN”の文字は、我々の教室の医局員で書道の師範の資格を持つ女性医師に力強く書いてもらいました。日本らしさと唯一無二の書体は桜島とともに非常に印象深いものとなったと思っています。
これまでの開催地は北米を除いては必ずしもPresidentの居住国で開催されるわけではなく、むしろ今後の小児内視鏡外科手術の普及およびIPEGの発展を考えた上で決定されていました。しかし今回は異例のPresidentの居住国、しかも国内でも地方都市である鹿児島での開催の決定にこぎつけました。ちなみに2026年はオーストリア・ウィーンでの開催が決定しており、奇しくも2024開催都市のラスベカスとウィーンという世界的に有名な都市の間に鹿児島が割って入る形となりました。
学術集会の肝であるProgram CommitteeのChair(プログラム委員長)を順天堂大学の宮野剛先生と国立成育医療研究センターの石丸哲也先生にお願いしました。お二人は私とともに長らくIPEGに参加しており、この学会のことを熟知しているだけでなく素晴らしいプログラムを組んでいただけると確信しています。またProgram Committeeを含む他のCommitteeには日本の小児外科医の先生方、アジア・オセアニアで積極的に小児内視鏡外科手術に取り組んでいる先生方にもFacultyとして入っていただく予定にしています。
今回の学術集会のテーマは”ReBORN, IPEG”としました。小児内視鏡外科手術が本格的に開始されて30年あまりが経過し、先進国ではロボット手術を含めて成熟期に入っていますが、小児人口の割合が高いAsia, Global Southを中心とする国々では今後の普及が期待されます。このような状況も重なりこれから新しいIPEGとして歩み始める意味を込めてこのテーマとしました。
10月下旬からは抄録の登録が始まりました。桜島の噴火に負けないようなメッセージを鹿児島から世界に発信できるように国内からも多くの演題登録をお願いします。鹿児島は東京・沖縄と並んで世界文化遺産と世界自然遺産の双方を有する数少ない土地です。豊かな自然と文化、そして食の宝庫でもあり、加えて600を超える銘柄の焼酎とともにも皆さんのご来鹿とIPEG2025へのご参加をお待ちしています。