日本内視鏡外科学会
小児外科領域 会員各位(技術認定取得者および指導医)
以下の研究へのご協力をお願いいたします。
本邦の小児内視鏡外科手術における指導的立場の医師の現状調査アンケート
技術認定医(小児外科領域)および小児外科指導医の
高難度内視鏡外科手術に対する修練環境・経験症例数からみた執刀自立性に関する解析
【背景】内視鏡外科手術の普及は小児外科領域でも急速に進んでいます。鼠径ヘルニアにおけるLPEC手術や腹腔鏡下虫垂切除など基礎的な術式は広く普及していますが、高難度手術に関しては症例数が限られていることもあり一部の施設でのみ行われている状況があります。また現状の日本小児外科専門医資格には、日本外科学会専門医や日本消化器外科専門医などとは異なり内視鏡外科手術の経験及び執刀に関する要件は設定されていません。小児内視鏡外科手術のトレーニングに関しては確立したプログラムやカリキュラムは存在しておらず、各施設における指導に委ねられている状況です。
今後の小児内視鏡外科手術の安全な普及のためには、小児内視鏡外科手術の標準的なトレーニングカリキュラム構築が急務であり、その基盤となる現状調査が必要と考えます。若手小児外科医が目標とする日本内視鏡外科学会技術認定医(小児外科領域)や日本小児外科医学会指導医クラスの過去のトレーニング手法や高難度手術の経験症例数の現状を調査することで、小児外科領域でのより良い内視鏡外科手術トレーニングカリキュラムの整備に役立つと考えます。
【目的】
小児内視鏡外科手術の指導的立場の医師を対象に、これまでの修練環境、高難度内視鏡外科手術の経験症例数と執刀自立性の相関を解析し、国内小児外科医が高難度小児内視鏡外科手術を執刀するにあたっての修練方法と目標とすべき必要症例数を考察します。
【研究の概要】
日本内視鏡外科学会技術認定医(小児外科領域)および技術認定は有しないが日本小児外科学会指導医でかつ小児内視鏡外科手術の指導的立場の医師(日本内視鏡外科学会評議員の小児外科医)を対象としており、オンラインのアンケートによる調査を行います。
【留意点】
・本アンケート調査は日本内視鏡外科学会が承認し、協力しています。
・アンケート結果に関する一切の権利は鹿児島大学を中心とする研究グループに帰属します。
・発表については鹿児島大学を中心とする研究グループとして行います。
・調査結果は日本内視鏡外科学会雑誌や欧文論文で公表する予定です。
・本研究は鹿児島大学医学系研究倫理委員会にて承認の判断を得ています。
・研究中に収集した個人情報は匿名化および保護され、全てのデータはコード化または数値化し、グループデータとして個人の特定ができないように扱われます。また得られたすべての情報・データは学術目的以外には使用しません。
・本研究における利益相反はありません。
・研究への協力は任意であり、いつでも参加を取りやめることが可能です。不参加による不利益はありません。なお参加者への報酬はありません。
・何かご不明な点がありましたら、いつでも下記の研究者に確認してください。
【研究者】
鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野
TEL: 099-275-5444 FAX: 099-275-2628
〒890-8520 鹿児島市桜ヶ丘8-35-1
研究代表者:村上雅一 mrkm@m.kufm.kagoshima-u.ac.jp
研究責任者:家入里志
回答期日:2022年7月31日